ホーチミンではeSIMでiPhoneSE2が使えた!SIMカードとも比較|ベトナム女ひとり旅
こんにちは!ベトナム・ホーチミンへの旅行を計画している皆さんは、スマホの通信をどうしようか悩んでいる方々も多いのではないでしょうか?
私はiPhoneSE2を使ってるけど、ベトナムのホーチミンではeSIMってものは使えるのかな?SIMカードとどっちがいいのかな?
この記事では、私が2023年6月にホーチミンへ行った際に、iPhoneSE2でeSIMを使用してみた結果をご紹介していきたいと思います!ホーチミン旅行への参考になると嬉しいです。
ベトナム・ホーチミンでも使えた!eSIMって何?
eSIMとは、「embedded Subscriber Identity Module」の略で、スマホ本体にあらかじめ内臓されたSIMカードのことです。最近だと楽天モバイルなど日本の通信会社もeSIMを提供しているところがあるので聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。
海外で利用できるeSIMは日本でも購入することができます!私はkkdayで「3日間で3GB使えて480円」のeSIMを事前に購入してからベトナム・ホーチミンへ向かいました。
現地で使ってみた結果(機種はiPhoneSEの第二世代です)、日本よりは通信速度が遅く感じましたが、ネット検索やグーグルマップなどの利用は問題なくできました。動画視聴などはやや難しいかもしれませんが、旅行の際に一番重要なグーグルマップや検索機能が使えたので、個人的には満足しています◎
ホーチミンでスマホを使うために、eSIM以外にもSIMカードやモバイルルーター(Wifi)などと悩んでいる方もいると思うので、これらの違いをまとめてみました。
eSIMの使えるスマホ(iPhone、Android)は?
eSIMの使えるスマホをお持ちなら、ベトナム・ホーチミン旅行にeSIMを使ってみるのはとてもおすすめです!2023年現在、eSIMの使えるスマホをご紹介します。
eSIMの使えるiPhone
2018年9月発表以降の機種は、すべてeSIMに対応しています。
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 mini
- iPhone 13
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
eSIMの使えるAndroid
- Google Pixel 7a
- Google Pixel Fold
- Google Pixel 7 Pro
- Google Pixel 7
- Google Pixel 6 Pro
- Google Pixel 6
- Google Pixel 5a (5G)
- Google Pixel 5
- Google Pixel 4a (5G)
- Google Pixel 4a
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
- OPPO A73
- OPPO Reno5 A
- OPPO Find X3 Pro
- OPPO A55s 5G
- HUAWEI P40 Pro 5G
- AQUOS wish
- AQUOS zero 6
- AQUOS sense6(AQUOS sense6 SH-54B以外)
- AQUOS sense4 lite
- Rakuten BIG s
- Rakuten BIG
- Rakuten Mini
- Rakuten Hand
- Xperia 10 III Lite
- ZTE Libero 5G II
- MOTOROLA razr 5G
- Microsoft Surface Duo 2
- FCNT arrows We (Softbank版)
eSIMとSIMカードとの違いは?
eSIMとSIMカードの違いは、スマホにカードを挿入する必要があるかどうかです。eSIMはSIMの差し替えが不要ですが、SIMカードは物理的なカードなのでスマホからいったんカードを取り出して、新しいベトナム用のSIMカードに差し替える必要があります。
また、SIMカードはほとんどのスマホが対応していますが、eSIMの場合は対応機種が少ないのも特徴です。
事前に自分のスマホがeSIMに対応しているかどうか確認してみましょう!
両者の違いについては、後ほどくわしくご紹介していきます!
eSIMとモバイルWifiとの違いは?
eSIMとモバイルWifiの違いは、eSIMはスマホのデータ通信そのものをベトナムの回線にしてしまうのに対し、モバイルWifiの場合はデータ通信は変更せずに、Wifiのみベトナムで利用できるものを使用する点にあります。
モバイルWifiは、ルーターを貸し借りする手間や荷物が増えるというデメリットがあるので、個人的には海外旅行をするならeSIMかSIMカードがおすすめです。
一方で、モバイルWifiはほとんどのスマホやパソコンで利用できますし、比較的電波が安定しているメリットもあります。
ベトナムにてiPhoneでsSIMを使うための事前準備の方法
それでは!ここからはベトナムでiPhoneでeSIMを使うためにどのような事前準備をしたのか書いていきます。
①SIMフリーかつeSIMが利用できるiPhoneを準備する
まずは、SIMフリーかつeSIMが利用できるiPhoneを準備します。
私のiPhoneSE2はアップルから購入したものなので初めからSIMフリーのスマホだったのですが、auやdocomoなどから購入したSIMフリーではないiPhoneをお持ちの方は、SIMロック解除をする必要があります。
iPhoneでeSIMが利用できる機種は、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降のもので、2018年以降に発売したiPhoneシリーズはeSIMに対応しているそうです。私の使っているiPhoneSEの第二世代もeSIMに対応していました。
また、これらのeSIMに対応しているiPhoneはデュアルSIMを利用できるそうです。デュアルSIMだと2つの回線が利用できるので、既存のSIMカードを抜かずにベトナム用のeSIMを使えることができるんです!便利~!
iPhoneSEの第二世代ずっと使ってたけどデュアルSIMになってたなんて知らなかった!知らずにずっと使ってたww
②iPhoneで使えるベトナム用eSIM(4G)を事前に購入する
次に、iPhoneで使えるベトナム用eSIMをインターネットで事前に購入します。ベトナム・ホーチミンで使えるeSIMはamazonやkkdayなどで簡単に購入することができますよ~!
私はkkdayでこちらの「3日間で3GB使えて480円」のeSIMを買いました。
- 容量・・・3日間で3GB
- 値段・・・480円
- 対応周波数・・・1800 MHz、2600 MHz
- 通信エリア・・・ベトナム全土
- キャリア・・・Vinaphone / Mobifone / Viettel
- 含まない機能・・・音声通話、ショートメール機能、チャージ機能、インターネット共有
- 通信規格・・・4G
私がkkdayのeSIMは、データ容量を1日あたり500MB、1GB、2GB、3GBから選べました。1GBあれば十分だと思ったので(十分すぎたかも。500MBでよかった気がする)、1GBで3日間、480円のものにしました。
2019年に南米旅行したときは、3GBのSIMカードで1,000円を超えていた気がするので、安くなったなあと思いました。
ちなみに、amazonではVinaphoneの正規品で5日間で1,650円(高速データ無制限)のeSIMも売っていました。こちらは私が購入したkkdayのものとは違って、電話とSMSの受信が可能なものとなっているので、ベトナムで電話も使いたい場合はこちらがいいかもしれません。
ベトナムの携帯キャリア事情
「Vinaphoneって何?」と思った方もいると思うのですが、Vinaphoneはベトナムの携帯電話会社です。ベトナムの携帯キャリアは、主に3社あります。
- Vinaphone
- Mobifone
- Viettel
いずれも政府系の企業で、3社すべてがeSIMに対応しています。特に金額の差はないですが、VinaphoneとViettelは4Gのカバー率も高く、mobifoneは少し接続が悪い時がある(都市部以外)ようです。
③eSIMをiPhoneにインストールする
最後にeSIMをiPhoneにインストールすれば、事前準備は完了です!インストールは以下の手順で進めていきます。
1.iPhoneの「設定」から「モバイル通信」を選択します。
2.「モバイル通信プランを追加」を選択します。
3.カメラが起動するので、eSIM購入後にとどくバウチャーのQRコードを読み込みます。
4.QRコードを読み込むとこのような画面になるのでアクティベートが完了するのを待ちます。
5.アクティベートが完了するとこのような画面になるので、「続ける」を選択します。
6.するとこのような画面になるので、ネットワークに接続されるまで待ちます。
7.ネットワークに接続されたら、「完了」を押しましょう。
8.デフォルト回線を選び、「続ける」を選択します。ちなみに「主回線」はもともと使っていた回線のことで、「旅行」は今回追加したeSIMの回線のことです。
9.iMessageとFaceTimeの利用回線を選びます。私はベトナムで利用する予定はないので、主回線のままにしておきました。
10.ベトナムで利用するモバイルデータ通信の利用回線を選択します。この場合は「旅行」を選択します。
これで設定は完了です!
私はここまでの作業を日本で行いました。ここまでの作業はWi-Fiにつながっていないのできないので、日本で事前に行うか、海外の空港のWi-Fiを利用してみましょう。
日本ではベトナムの回線は使えないので、日本の回線(Softbank・LINEMO)をキャッチしてくれています(デュアルSIMすごい!)
ちなみに、飛行機に乗る前に、必ず「主回線」のSIMのモバイルデータ通信を「オフ」にしておきましょう!!!私はこれをし忘れてしまったために、あとでLINEMOから高額請求をされてしまいました・・・(後述します)。
ベトナム・ホーチミンでiPhoneSE2をeSIMと使用した結果
ホーチミンのタンソンニャット空港に到着したら、機内モードを解除してeSIMが通信を行えているか確認してみました!すると…
eSIMがMobifoneの回線をひろおうと頑張っています!!しかしまだ電波はつながらず…。
1分後、MobiFoneの4Gがつながっています!!やったー!
ベトナム・ホーチミンでLINEMOを使用してしまった
しかし、よく見ると、アンテナが2種類たっている・・・!これは・・・!?
これ、私が主回線のデータローミングをオフにするのを忘れていて、ホーチミンに到着したと同時にLINEMOのSIMカードも同時に動いちゃってたみたいなんです。
この凡ミスで、あとでLINEMOから海外パケットし放題1日間利用ということで、2,980円を請求されることに・・・。めっちゃくやしいいい。
ホーチミンにおけるeSIM(iPhone)のインターネット通信速度
ホーチミンでiPhoneでeSIMを使ってみると、どのくらい通信速度がでるのかご紹介していきます。
こちらはホーチミン市内のホテルで通信速度をはかってみた時のものです。2.6Mbpsでした。普段日本で利用している格安SIMの通信速度は200Mbpsなので、約77倍ほど違いますね…。
こちらはホーチミン市内の別の場所で計測してみた結果です。500Kbpsです。さらに遅くなりました。
これを見ると「eSIMは使いものになるのか?」と心配になる方もいると思いますが、結果、インターネット検索やグーグルマップなどの使用をするだけなら問題ありませんでした。
こちらはインターネット検索したときの画面です。もはや3Gになっていますが、まあ知りたい情報は調べることができています。
こちらはホーチミン市からさらに離れた郊外でグーグルマップを使用したときのものです。4Gですがアンテナが1本しかたっていないですw
しかし、画像も表示されていますし問題ないかなと思いました。
ベトナム旅行はeSIMとSIMカード、どちらがおすすめ?
ベトナム・ホーチミンへ旅行に行くなら、eSIMとSIMカードのどちらにするか迷っている方も多いと思います。ここでは、私がホーチミンでeSIMを使ってみた経験から、「こんな人にはesimがおすすめだよ~」というのを紹介していきます!
ベトナムでiPhoneをeSIMで使うのはこんな人におすすめ
eSIMのメリットは、
- 購入してから最短で当日に開通できる
- SIMカードを差し替えする手間がない
- デュアルSIMも使える
などがあります。一方で、
- eSIM対応のスマホが必要
- 速度が遅い(気がする)
といったデメリットもあります。なので、以下のような人にはeSIMをおすすめできると思います。
- SIMカードの抜き差しがめんどくさい
- すぐにでもベトナムで使える回線を開通したい
- デュアルSIMを使いたい
「日本でベトナム用の回線を開通しておきたい!だけど旅行日が明日だからSIMカードは間に合わないや!」みたいなときはeSIMがよさそうだね。
ベトナムでiPhoneをSIMカードで使うのはこんな人におすすめ
simカードのメリットは、
- 現地で購入すると安い
- 通信が安定している(気がする)
などがあります。一方で、
- スマホに挿入するのが面倒くさい
- 紛失・盗難の可能性がある
といったデメリットもあります。なので、以下のような人にはSIMカードをおすすめできると思います。
- とにかく安くデータ通信を行いたい
- SIMカードを挿入するのが手間だと思わない
- SIMカードを取り出すピンをなくさない
私は現地の空港に到着してからSIMカードを買うのはめんどくさいな~と思っていた派なので、eSIMとても楽に感じました。あとSIMカードやピンをなくさないか心配だったので、出し入れしなくてすむのも嬉しいポイントでした。
最後に ベトナムでiPhoneのeSIMは意外に使える
ここまで、ベトナム・ホーチミンでiPhoneでeSIMを使った時の体験談やeSIMとSIMカードの違いなどについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
私はeSIMを使う前は「eSIMって本当に使えるのかなあ?しかも海外だしなあ」とすごく不安だったのですが、意外に使えたのでびっくりしました。
ユーチューブなどで動画をガンガン見たいという人にはあまりおすすめできませんが、旅先の情報をGoogleやグーグルマップで調べたいという人にはeSIM、十分おすすめできると思います!ぜひこちらでホーチミンのeSIMを調べてみてくださいー!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。それではみなさんいい旅を!