エチオピア航空の無料トランジットホテルの使い方inアディスアベバ!乗り換えビザ取得も
エチオピア・アディスアベバのボレ国際空港はアフリカのハブ空港。エチオピア航空の乗り換えで利用する人も多いんじゃないでしょうか?
エチオピア航空を利用するときに、アディスアベバで10時間の乗り継ぎがあるんだけど、無料のトランジットホテルは使えるのかな?あとトランジットビザも取得しないといけないの?
エチオピア航空は乗り継ぎ時間が8時間以上ある場合は無料のトランジットホテルを用意してくる上に、トランジットビザ取得の手伝いもしてくれます!この記事では、2024年1月に私がアディスアベバでの乗り換えの際にエチオピア航空の無料のトランジットホテルを利用した経験を書いていきたいと思います。
アディスアベバでエチオピア航空の無料トランジットホテルを使える条件
エチオピア航空の公式サイトによると、アディスアベバのボレ国際空港(ADD)でトランジットホテル(往復送迎つき)を無料で使える条件は、「8時間以上24時間以内の乗継便の場合」となっています。
朝の6時30分にアディスアベバに到着して22時35分に出発の乗り継ぎ便を予約したよ。深夜をまたがない乗り継ぎだけど無料のトランジットホテルは利用できるのかな?
安心して!深夜をまたがない乗り継ぎでも、8時間以上の場合はエチオピア航空が無料のトランジットホテルを手配してくれるよ。
そうなんです。私もこの点気にしていたのですが、エチオピア航空さまは余裕でトランジットホテルを用意してくれました。ありがたい。
エチオピア航空はアディスアベバでトランジットビザも取得してくれる
日本人はトランジットビザの対象となるのですが、なんとエチオピア航空はトランジットビザ取得の手伝いもしてくれます。
ちなみに駐日エチオピア大使館のホームページには、トランジットビザ(12時間)を発行するのに$25かかると書かれているのですが、エチオピア航空が手配してくれたものはお金がかかりませんでした(というのもトランジットホテルのバウチャーを見せれば入国できたのです。ホテルのバウチャーとトランジットビザが一体になっている認識なのかもしれないです…詳しくは後述します)。
アディスアベバでエチオピア航空の無料トランジットホテルを利用してみた!
それでは、実際に私が2024年1月にアディスアベバでの乗り換えでエチオピア航空の無料トランジットホテルを使用した方法を書いていきますね。
- 航空会社:エチオピア航空
- 路線:ストックホルム・アーランダ空港→アディスアベバ・ボレ国際空港→ソウル・仁川国際空港→東京・成田国際空港
- アディスアベバ到着時間:2024年1月6日6時30分
- アディスアベバ出発時間:2024年1月6日22時35分
- 乗り継ぎ時間:16時間5分(スルーバゲージ)
- クラス:エコノミー
- 利用したトランジットホテル:Ethiopian Skylight Hotel
6:46 アディスアベバに到着
スウェーデンのストックホルムから7時間30分のフライトを経て、エチオピア・アディスアベバに到着しました。
この時点でどうやってトランジットホテルをゲットするかはわかっていなかったのですが、何としてでもホテルを勝ち取ろうという意気込みだけがありました(何しろ日本まであと約32時間もある…!)。
7:30 飛行機を降りてエチオピア航空のカウンターを目指す
無事に飛行機を降りたら、エチオピア航空の社員らしき人に、
We need the transit hotel and transit visa!
(トランジットホテルとトランジットビザが必要なんです)
と話しかけました。アディスアベバのボレ国際空港にいる名札を下げた人はほぼ全員がエチオピア航空の関係者のようだったので、道が分からなくなったらとにかく同じ言葉を繰り返してトランジットホテルを手配してくれるカウンターを目指しましょう!
3人ほどに「We need the transit hotel and transit visa!」と聞きながら、やっとたどり着いたのがこちらのカウンター。何かを発行してくれそうな雰囲気を醸し出しています。
8:30 約1時間待った末にホテルバウチャーとビザをゲット
カウンターには3人ほどのスタッフがいました。ひとりのスタッフに
We need the transit hotel and transit visa!
と話しかけると、
OK
とのこと。安心してしまい10分ほど待っていましたが、いっこうに手続きを開始してくれる気配はありません。この間に何人ものスタッフが出たり入ったりを繰り返すのですが、みんななぜか忙しそうで一生相手にされなさそうな雰囲気でした。
何回か「We need the transit hotel and transit visa」と繰り返していたら、マネージャーらしい女性が相手をしてくれて、パスポートと航空券を見せると無料トランジットホテルほバウチャーを発行してくれました!
トランジットビザも必要だったので、ホテルのバウチャー以外にトランジットビザを紙で発行してくれるのかなと思いきや、この紙一枚しか渡されず。スタッフに聞いてみると、「このホテルバウチャーだけで入国できる」といわれたため、このまま入国手続きの列に並ぶことにしました。
9:00 無事にエチオピアに入国!
カウンターで発行したホテルバウチャーを握りしめて、今度はPassport controlに向かいます。ここには「Ethiopian nationals and residents」と「Foreign passports」の列があるので、「Foreign passports」に並びます。
Passport controlでは、パスポートとホテルバウチャーを見せれば特に何もなくスムーズに入国さえてくれました!初アフリカでドキドキしていたので、トラブルも何もなく入国できて安心しました。
この日はエチオピアのクリスマスだったからか、入国したらすぐにダンスが繰り広げられていてびっくり!
16時間滞在するので、一応すこしだけ現地通貨に両替することにしました。空港だと高いと思ったけどめんどくさいのでしょうがないです。20ユーロが925ブルになりました。1ブル2.5円だとすると、2312円ですね。
両替が終わったら、ホテル送迎のバスを探します。またまたエチオピア航空のスタッフに話しかけて、「Transport passengers shuttle service」までたどり着きました。
5分ほど待ったら、ホテルへのバスが出発しました。ここまでおよそ1時間半!長い闘いでしたがようやくホテルに向かうことができます。
バスに乗りながら空港を出ます。空港の入り口にはこんなに人だかりが!!祝日だからかお花をもっている人がたくさんいました。
9:20 トランジットホテルEthiopian Skylight Hotelに到着
空港から約10分ほどバスに揺られると、エチオピア航空の無料トランジットホテル「Ethiopian Skylight Hotel」に到着しました!どどーん!かなり立派なホテルだ!
バスから降りてカウンターに向かいます。
カウンターでは先ほどもらったバウチャーを見せるとチェックインすることができます。チェックインを済ませるとビュッフェのチケットをもらえました。なんとビュッフェが無料で3食ついています!
9:30 トランジットホテルEthiopian Skylight Hotelのお部屋へ
朝ごはんの前にお部屋に荷物を置いてくることにしました。エレベーターでお部屋に向かいます。Ethiopian Skylight Hotelにはレストランにラウンジ、スパまであるみたいです!トランジットホテルにしてはかなり豪華な雰囲気。
お部屋はこちらです!めっちゃ広いし綺麗~!
さらにさらに、こんなバスタブまでついています。
もちろんシャワーも。水圧もちゃんとしていました。
トイレもきれいです。
さらに、アメニティもこんなに用意してくれました。バルト三国とフィンランドの周遊からの帰りでのトランジットだったのですが、正直どの国のホテルよりもアメニティしっかりしていました。
部屋に飾られている絵もアフリカっぽくて素敵~!
お水まで用意してくれていました。
9:40 無料の朝食ビュッフェへ!洋食から中華まで
せっかく三食分のビュッフェがついているので、3回食べつくすぞーという気持ちで朝食会場に向かいます。
ビュッフェは一般の方もいそうなレストラン会場で行われており、チェックインの時にもらったチケットを見せると入場できます。
クスクスやインジェラ(すごい匂いがするやつ)のようなエチオピアならではの料理だけでなく、中華っぽいものやサラダなど多種多様な料理が用意されています…!すごい!
ケーキや果物まで!
レストラン会場もクリスマス仕様です。
スイカジュースやお水もあり、大満足の朝食です。
エチオピアコーヒーが美味しかった。
12:30 ビュッフェ(2回目)へ インジェラを食べる
お部屋でひと眠りしたら、またビュッフェの時間がやってきました!朝ごはんのときはスイカジュースやコーヒーが用意されていましたが、お昼のときはお水のみでした。
お昼には、「見た目は雑巾、味はゲロ」との噂のエチオピア料理の主食『インジェラ』を食べてみました。一口しか食べていませんが、においが臭くて酸っぱいぱさぱさしたものでした。私はパンでいいかな、と思いました(笑)
ちなみに今回はエコノミークラスだったのでエコノミークラス向けのビュッフェだったのですが、ビジネスクラス利用の方には別のビュッフェが用意されているみたいです…!追加料金を払えばエコノミーでもそっちのビュッフェ食べれるよってホテルの人が言っていました(いくらかは聞き取れなかった)。
昼食を食べたあとはアディスアベバの市内観光です。そのときの様子はこちらの記事で詳しく書いています!
18:30 ビュッフェ(3回目)で夜ご飯
日中、アディスアベバの市内を観光で動き回って疲れたら、ビュッフェで夜ご飯です!
ディナーはランチや朝食の時にはなかった、「お刺身」がありました!怖くて食べませんでしたが…。ビジネスクラスのビュッフェに寿司が運ばれるのを見たので、たぶん寿司のあまりがこの刺身になっているのだと思います。
デザートもたくさん。この柑橘系の果物が一番おいしかった。
ビュッフェを何回も食べたので、だんだん自分の口に合うものが分かってきました。食べられるものがいっぱいあって、よかった。
20:00 フロントから電話が来る 空港へ
あらかじめ帰国便の時間がフロントで把握されているようで、時間になるとフロントから「バスの準備ができた」との電話が来ました。
カウンターでチェックアウトをすませ、エチオピア航空のバスに乗り込みます。
バスに乗り込むと、アディスアベバの空港に連れて行ってもらえます。かなり余裕をもって送迎してくれるため、飛行機の出発時間に間に合わないということもないでしょう。
最後に エチオピア航空の無料トランジットホテルを使おう!
今回は乗り継ぎのためにアディスアベバで約16時間過ごさなければいけませんでしたが、エチオピア航空の無料トランジットホテルのおかげで、今までにないくらい快適なトランジットの時間を過ごすことができました!
エチオピア・アディスアベバで8時間以上の乗り継ぎがある場合はぜひトランジットホテルを利用してみてくださいね~!
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それではみなさん、よいエチオピアの旅を~!