ベトジェットエア搭乗記|評判・口コミも!VJ823便でホーチミンまで成田からLCCの女ひとり旅
こんにちは!石山はるです。今回は、ベトナム初の格安航空(LCC)であるベトジェットエアでホーチミンへ女ひとり旅をしてきたので、ベトジェットエアの機内レポートをしていきたいと思いますー!
ベトナムのLCCかあ。インターネットで検索すると「最悪」という口コミも出てきたからちょっと心配かも。
それに、機内食とか座席の狭さとか、どうなんだろう?
私もベトジェットエアの航空券を予約したときに、あまりにも安かったので若干の不安を覚えました。ですが、実際に乗ってみると、なんてこともなく、無事にホーチミンまでたどり着くことができました。ただ、LCCならではの安かろう悪かろう感はありましたが(笑)
この記事では、ベトジェットエアの評判だけでなく、実際の機内の様子も含めて、ご紹介していきます!
ベトジェットエアVJ823便・A330でホーチミンへ!
今回のひとり旅は、コロナ後初の海外旅行で2泊4日というスケジュールでベトナム・ホーチミンに行くことにしました。実に3年ぶりの海外・・・!(どきどき)
燃油サーチャージも高騰してるし円安だし、どこか安い航空券ないかな~と探していたところ、でてきたのが、ベトジェットエアVJ823便だったのでした。
- 航空会社:ベトジェットエア
- 路線:東京・成田空港➡ホーチミン・タンソンニャット空港(直行便)
- 出発時間:2023年6月16日8時55分
- 到着時間:2023年6月16日12時55分
- 飛行時間:6時間
- 便名:VJ823便
- 座席:9G(エコノミークラス・3列シートの通路側)
- 機材:エアバスA330
ベトジェットエアのチケット料金・価格
ベトジェットエアのチケット料金は、最近のLCCの中でもかなり安いほうなんじゃないかと思います。
私が購入したホーチミン行きのVJ823便は1万5,210円で、帰りのVJ822便は1万3,960円。なんと、往復で2万9,170円の航空券でした!
しかもセールの時に購入したわけではないので、通常時でもこのくらいの値段でいけるということになりますね!!
ちなみにベトジェットエアはホーチミンだけでなく、首都ハノイや中部のビーチリゾート都市ダナンでも直行便で行くことができます。
- ホーチミン
- ハノイ
- ダナン
ベトジェットエアのチケット予約方法
私はいつもグーグルフライトやスカイスキャナーなどで少しでも安い日程のチケットを検索し、予約をしています。
今回はTrip.comという航空券予約サイトが最安値だったので、こちらのサイトで予約を行いました。
ベトジェットエアのチケットを安く予約する方法については別の記事で詳しくご紹介しているので、そちらをご覧ください~!
オプション予約はベトジェットエアの公式ホームページから
ベトジェットエアは、座席指定や預け入れ荷物、機内食などのオプションを有料でつけることができます。
そういったオプションはTrip.comからは予約できなかったので、ベトジェットエアの公式ホームページから申し込みました。
公式ホームページで予約する際は、Trip.comなどから送られてくる6桁の「予約番号」が必要です!
ベトジェットエアの評判・口コミ
初めて乗る航空会社、特にLCCともなると、評判がとても気になるところです。私もベトジェットエアをネットで検索してみましたが、「最悪」とも書かれていたので、若干の不安を覚えました。まあでも、LCCなので、落ちなければいっかという心持ちでいくしかないかもですね。
ベトジェットのロストバゲッジ問題。関空-ハノイで到着後、荷物が出て来ず。時間差でまだ関空に取り残されていることを知る。特に何のアナウンスもなく、ロストandファウンドカウンターは大混乱。
— Shimpei_Kitaura (@shimpei_connect) January 2, 2023
香港だったら諸税だけで消えてしまう金額でベトナム行けるのほんとベトジェット様々だわ
— 站务员 (@Feiniao913) June 24, 2023
ベトジェット酷い!台中憎し?(-_-;
— しん@ハノイバンコク航空券9200円。。。 (@Xin40World78) June 18, 2023
こんなに待ったの初めてかも。。。
登場開始3時間前には長蛇の列に並び、
あと少しというところまでは
サクサク来たけど、そこから寸止め。
10分早いだけの台中便のお客さんを
どんどんどんどん横入りさせてて、
いっこうに進まず1時間以上。。。
… pic.twitter.com/0mxaCDFbiS
こんな前評判を見てしまうと、何があってもおかしくないんだろうなという心持ちになってきます…。
ということで、私が実際にベトジェットエアに乗ってみてどうだったのか書いていきたいと思います~!
ベトジェットエアVJ823便の搭乗記
ベトジェットエアの国際線はオンラインチェックインができない
何があってもおかしくないベトジェットエア、しかも国際線ということで、始発の電車に乗り、フライト予定時間の約2時間半前に成田空港の第2ターミナルへ到着しました。
ベトジェットエアには一応、オンラインチェックインというシステムがあるのですが、国際線の場合はオンラインチェックインできないため注意です。
チェックインカウンターはさほど混雑せず
私が早めに成田空港に到着したからか、チェックインカウンターはさほど混雑しておらず、ほんの10分ほど並んだだけでスムーズにチェックイン手続きを済ませることができました。
- パスポート
- 予約番号が送られてきたメール画面
- 機内持ち込み荷物
- 預け入れ荷物(あれば)
ちなみにチェックインカウンターよりも、成田空港の保安検査場の方がやばくて、長蛇の列ができていました。保安検査場を抜けるまでにたぶん30分以上はかかったんじゃないかなあ。コロナ後にクレームが多発しているだけあるなと思いました。
ベトジェットエアの機内持ち込み手荷物は7kgまで!
ベトジェットエアの機内持ち込み手荷物は7kgまでで、サイズも決められています。大きな手荷物のほかに、小さな手荷物も持ち込めます。
機内持ち込み手荷物は、チェックインをするときに必ず重量のチェックをされるので、7kg超えないように注意です。というのも、事前に預け入れ荷物の予約をした場合よりも、その場で預け入れた時の方が料金が高くなるからです。
- 総重量は7kgまで
- 1人に対して1個の機内持ち込み手荷物と、1個の小さな手荷物を持ち込める
- 機内持ち込み手荷物のサイズは56cm×36cm×23 cm以下
- 小さな手荷物とは、30cm×20cm×10 cmを超えないサイズの女性用ハンドバッグまたは本、雑誌、カメラ、子供用食品キット、免税品など。
- 最大重量は1個あたり32kgまで
- 縦、横、高さは最大 119cm×119cm×81cm
- 3辺の合計(縦+横+高さ)が203㎝までのゴルフクラブセットは、通常の受託手荷物として預けられる
ベトジェットエアに水分や液体を持ち込むときは注意
ベトジェットエアに水分や液体を持ち込むときは、その容量に注意です。保安検査場を抜ける前に500mlのペットボトル飲料などを買うと、荷物チェックで没収される憂き目にあいます。
- 液体の入れる容器は1個あたり100mlを超えない
- 液体を入れる容器は、他の物とは別に透明なジップロックまたは再開封再密封可能な別の袋に入れ、その合計の容量は1リットルを超えない
ベトジェットエアの受託手荷物にモバイルバッテリーは預入れできない
モバイルバッテリーを持っていく人も多いと思いますが、モバイルバッテリーは預け入れ荷物(受託手荷物)の中にいれることはできないです。
一度預けた荷物の中にモバイルバッテリーが発見されると、保安検査場を過ぎた後でも呼び出されることがあるので注意です。
ベトジェットエアVJ823便の機内レポート
チェックインが終わり、保安検査場を抜ければ、あとは機内に乗り込むだけ!
LCCだと飛行機の入り口まで、バスに揺られて連れてかれるパターンが多いのですが、なんとベトジェットエアはそのまま乗り込めるタイプでした!!あのバスにみんなが乗車するのを待って、さらにバスで移動して・・・という時間が地味に嫌いだったので、ここはグッドポイントです。
ベトジェットエアのシート(ホットシート)の乗り心地
さっそく機内に乗り込みます。事前に課金をしてホットシートを予約していたため、前から9列目で通路側というありがたさ。
足元はこんな感じです。私は身長が平均的な158センチなので、まあ狭すぎでもないかなという感じです。ただ、隣の人との距離は近く感じました。
リクライニングもちゃんとできます!Peachで石垣島に行った時は、3時間半ほどリクライニングができないシートに座っており、つらかった経験があるので、これはうれしいです。
座席のポケットに入っていたパンフレットには、課金をするとさらにいいシートに座れるよと書いていました。
そんでもって、前方には明らかにエコノミークラスではなさそうなシートが。うーん、うらやましいぞ。
ベトジェットエアの座席の種類やシート別の値段は別の記事で詳しくご紹介していますよ~!
ベトジェットエアの機内食・飲み物
ベトジェットエアはLCCなので、無料の機内食はありません。飲み物も提供されません。ですが、機内食を購入することができます!!
米ドル、ベトナムドン、日本円での支払いが可能です。ただし、おつりはすべてベトナムドンでくるので注意です。
パンフレットの中を見てみると、カップラーメンですね。これはほかのLCCでもよくあるやつ。
お飲み物もある。ビールが3ドル!!
しかも、カップラーメンだけでなくて、いわゆる機内食っぽいホットミールが販売されていますー!予約しないとないものもあるらしいのですが、これはすごい。
私は直前にうどんを食べてしまっていたので、チキンのおつまみを買いました。コーラと合わせて5ドル。
思った通りの酒のつまみにあいそうな、ちょっとサキイカに似たような、おいしいおつまみでした。
ベトジェットエアの機内設備
ベトジェットエアの機内設備には、正直、期待しない方がいいです。
ベトジェットエアにモニターはない
飛行機といったらモニターで映画をみるイメージもあるかもしれないですが、LCCなのでもちろんモニターはないです。
ほかのLCCだとモニターはないけどイヤホンをさすところがあって、音楽だけは聴けますみないな設備があったものですが、ベトジェットエアの機内にはそれもないです。
成田からホーチミンまで6時間かかるので、なにか暇をつぶす道具が必要ですね。私はiPadに映画やアニメをたくさんダウンロードしていきました。
ベトジェットエアにWi-Fiはない
ベトジェットエアにはWi-Fiも飛んでいません。
例えば、peachだとフライト中でも機内だけで使えるWi-Fiがあって、それにつなげるとちょっとした映像コンテンツを楽しめる、というようなものがあるのですが、そんなものはありませんでした。
ベトジェットエアにコンセントはない
ベトジェットエアにはコンセントもありません!これはかなり盲点でした!!
当たり前のようにあると思っていたので、モバイルバッテリーを忘れていたのです。いつiPadの充電が切れてしまうのか、どきどきのフライトとなってしまいましたw
6時間のフライトでベトナムに到着!
そんな感じで、iPadで映画をみたり、寝たり、ベトナムのおつまみを食べたりで6時間が経過し、無事にホーチミンに到着することができました。
着陸もスムーズで、フライト中も怖い経験をすることもなく、フライト自体は安心できるものでした。
ただ、出発時間は30分ほどちゃっかり遅延しました。
ちなみに、これはベトジェットエアのせいではないのですが、タンソンニャット空港の入国審査の長蛇の列はひどいです。飛行機からおりたらいそいで入国審査の列に並ぶことをおすすめします。
(ベトジェットエアを使って行ったホーチミンの旅行記もあるのでよければ読んでみてください。)
ベトジェットエアのデメリット
ベトジェットエアは、人によっては鍛錬のようなフライトになる可能性があるので、デメリットをご紹介したいと思います。
ベトジェットエアは遅れるし欠航もある
ベトジェットエアは遅延するのが普通だと思った方がいいです。私が乗ったときは、離陸が30分遅れるというアナウンスがあり、狭い機内で30分も離陸するのを待つという事態になりました。
また、ホーチミンから成田へ帰る時も、30分もではなかったですが、定刻通りに離陸することはありませんでした。遅れるというアナウンスがなくても通常運転で遅れている印象ですwまあいそいで出発して墜落するよりは100倍ましだと思いますが。
欠航もたまにあるようで、私が乗った成田発のホーチミン行きはとんでいましたが、ハノイ行きはその日欠航でした。
テーマソング「Hello Vietnam」を歌えるようになる
離陸が遅れて機内で待機しているときに、ずっと同じ歌が繰り返されていたんです。ベトナムっぽいいい歌なんですけど、なかなか離陸しないのでずっと流れていてその歌を歌えるようになってしまいましたww
あとで調べてみたら、ベトジェットエアのテーマソングで、「Hello Vietnam」という歌らしいです。
ベトジェットエアの座席はやっぱり狭い
ベトジェットエアの座席はやっぱり狭いです。国際線で6時間、あの狭い機内に乗車するのはけっこうつらかったです。
シートピッチは普通のLCCと同じくらいか、それよりましくらいだったのですが、とにかく横幅が狭いと感じました。
私は通路側だったので、席のひじ掛け競争があまり発生しなかったのですが、3人席の真ん中とかだとちょっと大変だっただろうなと思います。
ベトジェットエアの機内は寒い
ベトジェットエアの機内、めっちゃ寒いです。常夏のホーチミンに行く恰好に羽織ものを着ていたのですが、それじゃ足りなかったです。
なぜあんなに寒いんでしょうか。寒すぎてなかなか寝れなかったほどです。ブランケットを買おうか迷ったものの、我慢しました。
ベトジェットエアのメリット
ここまでデメリットをたくさん書いてしまいましたが、ベトジェットエア、いいところもたくさんあります。
LCCだけにチケットの値段が安い
やっぱりベトジェットエアの航空券の安さはすごいです。というかメリットはこれにつきるんじゃないかなと思います。新幹線などで国内旅行をするよりも安くベトナムに行けるのですから、ベトジェットエア様様ですね。
ちなみに同じ日でベトナム航空やANAなどでホーチミンに行くと、価格は2倍くらい高くなります。
ベトジェットエアの航空券を格安で買うならがTrip.comがおすすめ
Trip.comは航空券とホテルが格安で予約できるサイトです。航空券を買うとホテルも安くなるので、今回の旅はこちらのサイトで予約をしました。また、次回の旅から使えるポイントもたまります◎
ほかのLCCと比べると機内食が充実している
ベトジェットエアに乗ってみて驚いたのが、機内食の豊富さです。ほかのLCCだと、カップラーメンのみのようなところがほとんどなのですが、ちゃんとしたホットミールがありました。
しかも値段もそこまで高くないので、こんど乗るときは機内食を予約してもいいかなと思います。
週末旅でも長く現地に滞在できる旅程を組める
LCCの中には、出発時間が早朝すぎたり、到着時間が深夜すぎたりと、安くても現地を観光する時間が短くなってしまうものもあります。
ベトジェットエアのホーチミン行きは、2泊4日や1泊3日といった短い旅程でも、現地で長く観光できるような時間設定になっていました。
そのため、1日目は15時ごろにはホーチミン市内にいましたし、最終日の3日目は深夜出発なので21時ごろまで市内観光をしていました。さらに、4日目の朝7時には成田に到着していたので、体力がある人ならそのまま出社・登校することもできないわけではないです(私は体力がないので無理でした)。
最後に ベトジェットエアはとにかく安くベトナムに行きたい人におすすめ
ここまで、ベトジェットエアの機内レポートやメリット・デメリットなどさまざま書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
私はベトジェットエアに乗ってまったく後悔していません。なぜならとにかく安くお得にベトナムに行けたからです。
ただ、これがもし欠航していた場合、「せっかく休みをとったのに欠航かよ二度と乗るか」となっていたかもしれません(笑)といってもLCCでなくても欠航するときはするが…。
ベトジェットエアは、欠航や遅延というリスクや、サービスの質や機内設備が劣るといったデメリットも分かったうえで、とにかく安くベトナムに行きたいという人にはとてもおすすめだと思います。
私もこんどはベトジェットエアでダナンにいきたいなと画策しています。
みなさんもよい旅を!最後までお読みいただきありがとうございました。